令和7年12月6日のお稽古

朝夕冷気厳しくなってきました。12月に入り気忙しい時期になりますが、あと何回お稽古出来ましょうかと‥‥
たっぷりの湯気ある一服を頂きながら想い老けつつこのひと時に謝茶。
床には「冬嶺秀孤松」の軸そして大輪の糸菊が凛とした景色を感じさせてくれます。
先生お手製の主菓子は「落葉イチョウ」目にも舌にも楽しませてくれます。
さぁ、冬到来です。

(宗英)


令和7年11月29日の研究会

令和7年11月29日研究会
 月初めの炉開きを終えた後通常のお稽古はなく、本日は壺飾り、初炭、長緖、盆点、薄茶の研究会です。
 壺飾りは、拝見の出し方、扱い方等
茶会ではあまり目にすることはありませんが今日の課題に取り入れてくださり、またひとつ学び知ることが出来ました。
 初炭や長緖、盆点、茶道全ての作法には気品や叡智が集積されて美しい所作が魅了されます。
 今回も先生お手製の主菓子。先日北九州市、下関市で開催の表千家同門会全国大会に出席された時の関門海峡をイメージして作られたもので、青い海と白い波の臨場感が溢れ、こころを掴まれた逸品のお味は 言わずもがな でございます。
 床に良寛和尚の和歌に落葉がリアルに描かれた軸、生けられた嵯峨菊や名残のすすきが、秋の終わりを告げています。
(時)


令和7年11月1日

1日降り続いた雨も上がり、炉開き茶事に相応しい日和となりました。

たっぷり水気を含んだお庭は美しく清らかです。

お床には「峯高紅葉深」のお掛物に茶壺を

飾り、高麗卓には白薩摩の水指と先生作陶

のお香合が。

シルバーの風炉先屏風をバックに目をひく取り合せです。

先生の設えは侘びた中にも華やかで、寂びた中にも洗練され、決して余人が真似できない興趣を感じます。

主客挨拶の後、初炭へ。

あの永遠に続くかと思われた熱の夏も、炉が開かれると季節の移ろいを想います。

先生お手作りのお料理の数々を味わいながら、話題も尽きることなく盛り上がります。

中立後、お床は先生お手製の花籠に大輪の菊が。芒やスターチスが添えられ実りの秋を演出しています。

主菓子ももちろん先生のお手作り。抹茶餡を包み込んだお饅頭は、1つとして同じもののない色鮮やかさに「錦」との銘となりました。

こっくりとしたお濃茶を頂き続きお薄を先生と共に堪能すれば終会です。

今回もまた、多くの学びと共に楽しい茶事となりました。

先生には本日のみならずご準備から、心より感謝申し上げます。

亭主半東のお二人にも、お疲れ様でございました。

(宗仁)


令和7年10月18日のお稽古

街路樹が色づき始めました。

今ではとても希少となってしまった美しい料紙に春と秋の歌が掛かり、茶室はえもいわれぬ気品が漂います。

社中のお楽しみ、主菓子は抹茶餡を紅芋の生地でつつんだもの。見た目の美しさ、口の中で堪能する楽しさ、干菓子とのハーモニー、考え抜かれた組み合わせに感服するばかりです。

半年慣れ親しんだ風炉とも今日で暫くお別れです。
火の暖かさが欲しくなる季節。
来月はいよいよ炉開きです。

(宗奈)


令和7年10月11日のお稽古ブログ

秋の気配が日ごとに深まってまいりました。
お軸は 『秋月照湖上』
お花は竜胆、撫子、水引。秋の夜の湖畔の景色が目に浮かぶ様です。
そして先生手作りの栗のお菓子は焼き筋が香ばしく格別の美味しさです。
雲錦模様のお茶碗の景色も味わい深く秋を満喫出来ました。

(宗和)



令和7年10月4日のお稽古

ようやく空も高くなり、お茶室は中置のしつらいです。
今日のお床には、先生のお筆による万葉仮名で書かれた牧水の秋の短歌。字はもちろんのこと表装もまた素晴らしく、秋の遠い空が目に浮かぶようなお掛物でした。
先生お手製のたっぷり栗ともっちり餡の栗蒸し羊羹で熱いお茶を美味しくいただき、名残月のお稽古が和やかに始まりました。 (宗水)


令和7年9月27日のお稽古

朝夕めっきり涼しくなってきました。
早いですね。9月最後のお稽古です。

お床には「秋晴」のお軸が掛けられ、向日葵が微笑みかけてくれています。
先生の創作お饅頭はいつもながらの美味しさです。

季節の移り変わりを感じながらお稽古出来る事に感謝し、丸卓総飾で締めてみました。

(宗佳)


令和7年10、11、12月の予定

10月
4日(土)お稽古
11日(土)お稽古
18日(土)お稽古

11月
1日(土) 炉開き茶事
29日(土)研究会

12月
6日(土)お稽古
13日(土)お稽古
20日(土)胡麻善哉

以上
よろしくお願いいたします。


令和7年9月20日のお稽古

夏の名残を感じながら秋のお彼岸を迎えました。
お茶室には 獨専山水楽 のお掛けもの。
お花は愛らしいクルクマに吾亦紅の
深い紅が秋らしい趣を添えています。
お床を拝見し、季節の移ろいを感じて
心が和みます。
お主菓子は先生お手製の串団子。
2種の餡には先生の美食センスが閉じ込められていて他にはない逸品です。
美味しく頂いた後の一服は格別です。
季節が巡る事に自然の移ろいを感じられるのは、お茶のお稽古ならではの
楽しみだと思います。
(宗由)


令和7年9月13日のお稽古

先週の卒寿祝の茶事から1週間が経ち余韻薄れる中の社中再会には満足感さえ伺えました。
さぁ、お稽古再開です。
床には「重陽光日菊花新」のお軸、庭の木蓮と芒が季節の移ろいを感じさせてくれます。
先生お手製の水まんじゅうは紅餡とずんだ餡の2種の色合いが透けて美しく冷々の口当りが美味しさを増して頂けました。
塩味の効いた椎茸の揚げ煎餅は珍しく合うのだと発見。
丸卓に桶川水指、山形名産の「桃の実]棗、今戸焼の半七の蓋置は紫色に桔梗絵がと時候に合う組み合わせを感じました。
厳島神社神殿下の砂で作られたという御砂焼茶碗、お軸と共に無病息災や守りという意。
先生の想いが組み合わせからも感じ受けられる一日でした。有難うございました。
(宗英)