令和7年7月19日のお稽古

打ち水された玄関を通り茶室に入ると、お床に凛と佇む花が涼味を誘います。

本日のお軸は、夏の夜空に思いを馳せた俳句。添えられた絵はそんな夜空に浮かび上がる花火です。

主菓子はコアントローが香る水菓子。いただく直前まで冷やしたものを出していただきます。先生のお菓子は本当に美味しくて、ふるふると揺れる柔らかさが口の中で溶けそうな程。さらに道明寺粉の食感と相まって、これぞ夏のご馳走です。

耳を澄ますと外は蝉時雨が賑やかな様子。たっぷりと点てられた一服を心穏やかに味わいます。

次は月が変わっての朝茶事。社中一同心待ちにしている盛夏の歳時です。

(宗奈)


Sorry, Comments are closed.