平成27年2月14日のお稽古

今週IMG_1883は冷たい風とともに雪が何度か舞う日が何度かありました。晴れ間がさすと日だまりはほっこりと温かみがあって、そんな中に春を感じていました。

本日のお軸は「梅花和雪庭」。数日前、仕事の移動中、お軸にあるような景色を見たことを思い出して嬉しくなりました。お花はすらっと伸びた水仙。手ひねりの花瓶の豪快さと水仙の可憐さ、絶妙です。IMG_1888

本日の主菓子は、梅を象った紅芋のお餅に白あんがくるまれていました。お餅とあんは、柔らかくて瑞々しく、ほんのり甘みと香りを与えていたのは酒粕でした。お茶と相まって、お口の中はとても幸せな状態でした。

お干菓子は麩焼き煎IMG_1889餅と金沢森八の辻占でした。辻占の中には小さく丸めたおみくじが入っていました。何て書いてあった?とお互いに言い合って、うんうん分かる分かると納得したり、え〜っ気がつかないで食べちゃったの?という人もいて驚いたりと、大いに盛り上がりました。

IMG_1881

「笑う門には 福来たる」

春は出会いと別れの季節。今日は見学の方がお二人いらっしゃって、新しくお稽古を始められることになりました。やむなく関西を離れる方もいらっしゃって・・・一期一会という言葉を噛み締めていました。  ご縁を大切にしていきたいです。(宗裕)


平成27年2月7日のお稽古

2月IMG_1879に入り、お稽古再開です。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますが、町では梅の花がほころび始め、日差しが春めいてきているように感じられます。

初釜が先生のご体調不良で延期となりました。お元気になられたと伺ってはいましたが、お顔を拝見し安心いたしました。

お茶室は昨年末に畳替えをされていて、い草の目に優しい青と清々しい香りに癒されました。

本日のお軸は老木の梅でしょうか。貫禄のある幹と可憐なピンクの花が印象的です。お花はしだれ柳と臘梅でした。臘梅は日本の原種でよく見かける黄色ではなくて渋い色合いです。

今月のお稽古は抱清棚です。柄杓の扱い、飾り方に特徴があり、迷いながらのお点前でした。蓋置きは三つ人形でした。三人の唐人の中に一人だけ着衣の違う方がいて、その方が正面になるように扱います。可愛らしい三人の頭IMG_1878の上に、重くて熱い蓋を置いてごめんなさい、と思っていました。

お菓子は梅あんが包まれた薯蕷饅頭でした。先生の薯蕷の生地はふっくらと肉厚で大好きです。お干菓子は先生お手製のお花の型抜きの和三盆と麩焼き煎餅でした。

今日は新しい方が見学に来られて、お稽古を始められることになりました。年末に先生が、基本に帰って、一つ一つの動作を大切にお点前をしていきましょうとおっしゃっていたことを思い出しました。私も心新たに臨みたいです。(宗裕)


平成27年2月と3月の稽古日

【2月の予定】

7日(土)

14日(土)

21日(土)

 

【3月の予定】

7日(土)

14日(土)

28日(土)

以上


平成27年1月8日 今宮十日戎献茶祭

新年あけましておめでとうございます。IMG_1871

寒の入りをし、実の引き締まるような寒さが続いています。皆さまいかがおすごしでしょうか。

私たちはそのような中、今宮十日戎献茶祭添釜のお運びのお手伝いが稽古初めでした。今年のお茶席は大阪高麗橋吉兆本店でした。

吉兆の廊下には、ほの暗い照明の中 IMG_1873 縁起物がつけられた福笹が方々にかけられていて、神の世界に迷い込んだような気持ちになります。

お茶席の大きな床の間には、恵比寿様が描かれた大きな掛け物と、鳥居を象った花入にくねった枝振りが素晴らしい白梅と松が生けられていました。

お茶席に出されましたお菓子は三重県桑名の若菜饅頭でした。ふかふかの薯蕷の生地に若菜が散らされています。お饅頭の中には赤い餡が入っていて紅白のコントラストにはっとさせられます。席入りのタイミングをみながらホカホカに蒸されて出されますので、えべっさん寒波の中から来られた皆様にはなによりのおもてなしだったのではないかと思います。水屋ではお茶をIMG_1874熱々の状態でお出しすることに心を砕かれていました。

福の神の近くで過ごした一日。緊張もありましたが、先生、社中の皆様と和やかに過ごせたいい時間でした。(宗裕)

 


初釜の中止のお知らせ

1月11日に予定されていました初釜は、先生のご都合で中止となりました。

2月の予定等決まりましたらお知らせいたします。

毎日寒い日が続きます。

社中の皆様、どうかお体をお労りください。

以上


平成26年12月13日のお稽古 

お稽古納めの日IMG_1782を迎えました。

お軸は「先今年無事目出度千秋楽」。この言葉に向い合うと今年も無事ここに在る事の感謝の気持ちが湧いてきました。

お花は今年初めて先生のお庭で咲いた椿でした。千秋楽に間に合ってくれました。

今年も恒例の先生お手製のごまぜんざいをいただきました。ごまぜんざいは沢山の黒ごまを摺ったものとお番茶を一緒にしてIMG_1788炊いたものです。白玉団子は先生のお孫さんが学校へ行く前に作ってくれたそうです。おぜんざいはお腹に入るとじわっと胃が温まりそして体中がポカポカしてきます。日が射すお茶室で皆さんといただく幸せは、筆舌に尽くしがたいです。

来年は8日の今宮戎の献茶式が私たちのお稽古初めです。そして11日が初釜です。元気に皆様と会えます事を楽しみにしています。

本年も宗泉会のブログを見て下さった皆様へ。いつも応援してくださり心より感謝申し上げます。

来る年もどうかよろしくお願い申し上げます。(宗裕)

 


平成26年12月6日のお稽古

金曜日のIMG_1770夜は木枯らしが吹き荒れていましたが、今朝はすっきりと晴れ渡りました。先生宅に伺うまでに山茶花の花が美しく開いているのを方々でみかけました。

IMG_1771本日のお軸は「さらさらと滝に散る泡 冬の雪」。先生が以前に冬の滝が「さらさら」と流れるのを聞かれたことがあるとおっしゃっていました。雪が降り、半分凍った滝からさらさらと水が落ちる情景を想像してみました。お花は菊の花と照り葉でした。

主菓子は琉球菓子を先生がアレンジされた「ちんびん」でした。先SN3O0345週に引き続き琉球のお菓子でした。お干菓子は清香殿と真盛豆でした。

今日は、しばらくお休みされていた方が一ヶ月前に生まれた男の子と一緒に久しぶりに来られました。元気なお母さんと赤ちゃんに会えてとても嬉しかったです。IMG_1773

来週は早くもお稽古納めです。皆様と今年も無事に過ごせた事に感謝し、来る年に思いを馳せる時間になればと思います 。(宗裕)


平成26年11月29日のお稽古

今朝は一時雨も降IMG_1762っていましたが、お稽古をしている間に晴れ間がさしてきました。今の季節は59候の「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」。家の近くのプラタナスの街路樹の根元は落ち葉で一杯で、踏みしめながら参りました。

本日のお軸はお花の代わりに椿の花を咲かせてくれました。「なつかしき 春という名に かげろうや 目に痛かりし 朝の光の」の句が添えられていました。百人一首の句の扇面とお軸の紫の色がぴったりと調和していていました。師走が近づき逸る気持ちを落ち着けてくれるような気持ちがしました。IMG_1765

さて、本日から12月分のお稽古のスタートです。今月は丸卓のお稽古です。先生お手製の水差しと建水が目を引きます。温かみがあるのは手ひねりで時間をかけて作られたものなのだからでしょうね。道具組からクリスマスのような華やかさも感じられました。

主菓子はお花の形が愛らしい紅芋のお餅でした。こしあんがのお餅の中に包まれていて、花弁に見立てられた柚子がアクセントになっていました。お干菓子は京都田丸彌のごませんべいと色とりどりの丸いお菓子でした。IMG_1763

平日は仕事など日々のことで頭が一杯になって、なかなか季節の変化をしっかりと感じ取ることができていないようです。お茶室にいると五感が刺激される感じがします。今日は朝から午後にかけてゆっくりとお稽古が出来ました。合間に先生と様々なお話をしたり、社中の皆様とも楽しくおしゃべりができて、心も体もほぐれていきました。(宗裕)

 


平成27年1月の予定

【平成27年1月の予定】

通常のお稽古はお休みです。初釜のみとなります。

 

初釜 1月11日(日)11時席入り

ご出席の方はお早めに先生までご連絡ください。

以上


平成26年11月22日のお稽古

IMG_1758 連休の初日、小春日和のお稽古日でした。お茶室に差し込む日差しが暖かく柔らかでした。

今日のお軸は「冬峯秀孤松」。雪をいただく峯に赤松が凛と立っている姿が目に浮かぶようです。

お花は、一番に咲くといわれている椿の「初嵐」と雪柳の葉でした。清楚な椿と雪柳の可愛らしい葉との調和が素敵でした。

今日の主菓子は安納薯のお饅頭でした。黄金色のなめらかなお芋の中にこしあんが包まれてありました。焦げ目が焼き芋のような素朴な風情と風味を加えていました。子供のころ、ストーブで焼いたお芋が冬の一番のおやつでした。そんな事も思い出されてほっこりいたしました。

お干菓子は清香殿と野菜チップスでした。IMG_1757おくら、れんこん、さつまいも、野菜そのものの味がして美味しかったです。

来週はまだ11月ですが、12月分のお稽古が始まります。

12月13日はお稽古納めの日です。恒例のごまぜんざいが午前中にあります。

また初釜は1月11日(日)11時席入りの予定です。

ご出席の方は先生まで早めにご連絡くださいますよう、お願い致します。(宗裕)