●重要●茶事日程変更のお知らせ
7月 2016

全てを洗い流すような前夜の大雨は朝には止み、無事に六月最後のお稽古に行くことが出来ました。
お床には「水冷々風颯々」のお軸と、初夏の風に揺れるように秋海棠が生けられていました。
食籠を開けると、毎年この時期に頂く「水無月」に歓声が上がりました。ずっと心待ちにしていた方が何人もおられたようです。
「水無月」には諸説有りますが、厄払いの意味があると聞きます。
上半期の厄を落とし、晴明な心身で今年の後半も精進していきたいと思います。
(松風)
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今日の研究会では、茶入飾、初炭、長緒、唐物、お薄を学びました。
事前に割り振られたお点前を間違えないようにと、お稽古場にはいつも以上に緊張感が漂っておりました。
茶入飾、唐物では、唐物茶入の扱い方を学びましたが、慌てたり気を緩めるとすぐ手の動きが違ってしまいます。
常に気を張り、全ての動きには意味があると改めて考える事ができました。
その中で、ご亭主役とお正客の楽しい会話や、床の間の紫陽花の可愛らしさ、そして先生お手製の味噌あんを使った主菓子の甘さで心が和む一時もあり、とても充実した研究会となりました。
(智)
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今日のお茶室のお軸は、蛍の絵に、蛍を面白く詠んだ歌が かかれています。手付き籠には真っ白い花たちが。 軽やかなハクチョウ草と、純白のがく苞をもつハンカチの木 (ハンカチの花)です。
主菓子は、先生お手製の葛焼き。やさしいお味で口の中でとろけます。 6月初夏の情趣に満ちた中でのお稽古でした。 (わ)
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五月最後のお稽古でした。
お床には鎧兜の置物と、一心に大空に向かって伸びようとしている二つの竹の子が描かれたお軸。
その横の柱には朱色の松本センノウと時計草が生けてあり、まるで竹の子の兄弟の成長を見守っているようでした。
お菓子は先生お手製のヨモギの薫り豊かな串団子でした。
今日は努力の末、世界へ羽ばたかれた社中の方のお話もありました。
お軸の竹の子の兄弟のように、成長していきたいと思います。
(松風)
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先生のご好意で皆さんが参加できる日にと私達の都合に合わせ日にちを変更していただいての研究会です。
今回は、初炭、花寄、長緒、天目点を学びました。 花寄では、たくさん置かれた花入れに客も亭主も次々と席を立ち花を入れます。自分の番がきたらまず花入れを決め花台の花を見つくろい手の中で束ねて一回で花を入れます。先生にアドバイスをいただいて直すと見違えるように花が生き、とても勉強になりました。
お床が美しく整ったところで、亭主、主客、お詰めなど交代で、長緒、天目点のお稽古をしました。
金粉があしらわれた主菓子は「新緑」。白餡にお抹茶を練りこんで作られたそうです。
最後に点てだしでお薄もよばれ、気が付けば三時。充実したあっという間の五時間でした。
(里)
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