平成28年10月1日のお稽古

お彼岸も過ぎ、今日から10月、涼秋を迎えましたが、今年は例年になく暑い日が続いています。

本日のお軸は、「秋月照湖上」。
お花は、薄、槿、彼岸花です。
秋の量感たっぷりの茶室に入ると、外の蒸し暑さをしばし忘れて、ほっと心癒されます。

今日の先生お手製の主菓子は、御銘「こぼれ萩」。ずんだ餡の優しい甘味に、大徳寺納豆の風味がアクセントになって、たいへん美味しくいただきました。干菓子は、新潟銘菓「越乃雪」、黒豆、杏です。

風炉最後の月のお稽古は、竹台子です。
ただ手順に沿って点前をすすめるだけではなく、常に「考える」ことの大切さを、ご指導いただきました。ひとつひとつの動き、心遣いにしっかり意識を向けて、お稽古に励みたいと思います。
(宗智)


平成28年9月24日のお稽古

『花すすき 花のもつれは 風がとく』
この歌と共に 半月の下で優しく揺れている すすきの水墨画が本日のお軸です。

眼をおとすと、吾亦紅、竜胆、女郎花と時節の花が生けてありました。

先生が丁寧に時間を掛けて作ってくださいました栗羊羹、甘さはひかえめ、はんなりと繊細な口あたりが絶品です
一段とお茶が美味しくとても幸せな気分にしたります。

9月最後のお稽古です、一週間前は暑い、暑いと言ってましたが、今日は茶室で小さい秋を見つけました。 (時)


平成28年9月17日のお稽古

image今日は『中秋の名月』です。お月見にはあいにくの空模様ですが、午前中は雨は何とかもちそうだったので、着物でお稽古に向かいました。
お茶室には、すすき、りんどう、むくげ、萩など、秋の風情を思わせる花々と、紫野実山和尚の『清風拂名月』の掛物が飾られていました。
釣瓶水指でのお稽古も二回目となりました。扱いに慣れてきた分疎かになってしまったところをご指摘いただいたり、少し姿勢を変えるだけで動作がスムーズになるとか、洋服の時と違い着物でお点前をする場合はこの方が良いなど細かく丁寧にご指導いただきました。学んだことをひとつひとつ心に留め、自然に美しいふるまいができるようお稽古していきたいと思います。   (宗里)


平成28年9月10日のお稽古

先日の朝茶事、素敵な貴重なお茶事の余韻がいまだ残る中、今日はお稽古に向かいました。

お床は、「松菊万年歓」の掛け物。手付き籠には、矢筈薄に、木槿、桔梗など先生のお庭の名残りの花たちが生けられています。

また水指は木地釣瓶。お茶室にはそこはかとなく秋の気配がたちこめているようです。

主菓子は、先生お手製の琥珀羹です。涼しげでひんやり。馥郁とした香りも堪能し、大満足で頂きました。

今日のお稽古では、新しく入門された方に、先生が基本の所作や心構えなど説明 されているのを聞き、あらためて勉強になりました。「新しい方、大歓迎です!」

(宗和)


平成28年9月4日のお茶事

8月に行われる予定のお茶事でしたが、都合により9月4日に朝茶形式で行われました。
8時席入り
清々しく清められた露地を通りお茶室へと向かいます。image
お茶室に掛かる簾が涼しげです。
image床と点前座を拝見し釣瓶水指に冷たいお水を連想し涼しさを感じながら席につきました。
お茶事は懐石主菓子中立⇨濃茶 続きお薄

 
懐石は先生のおもてなしの心が伝わるお手間入りのお料理の数々です。
感嘆の声があがりながら進んでいきます。image
懐石の後には主菓子 御名は『涼やか』 桃色の餡が美しく透明感とひんやりとした食感が涼やかです。
満たされた気持ちの中、中立となり席を後にします。image

 

 
換鐘の合図で再び席入りし改められたお床のお花を拝見しお濃茶を頂きます。
お茶室の雰囲気も変わりお濃茶のお点前がはじまると緊張感が漂い丁寧に点てられたお茶はとても美味しくご亭主の心が伝わります。

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お干菓子が運ばれ続きお薄となりこの頃には又和やかなお茶室に戻りお開きとなりました。

 
残暑の中ご準備下さいました先生、ご亭主、半東の皆様には感謝致します。image

 
(宗由)


平成28年10月、11月のお稽古予定

10月の予定

1(土)お稽古

8(土)お稽古

15(土)研究会

29(土)お稽古


11月の予定

6(日)炉開き茶事

12(土)お稽古

19(土)お稽古

26(土)お稽古


平成28年7月16日のお稽古

image梅雨明けはまだですが、蝉の声も賑やかに、暑さも厳しくなってまいりました。
7月最後のお稽古は、略点前です。

お軸は「瀧」。流れおちる瀧の音とともに、水飛沫を含んだ涼風が、床の間から吹きわたるようです。
瀧が流れ落ちた先には、可憐なクルクマが涼しげに咲いています。image
主菓子は、よく冷えたミントの味のみぞれ羹で、御銘は「流水」。干菓子は、先生お手製の鮎の寒氷とクルミの飴炊きです。
小暑の頃の茶室のしつらえを味わいながら、目にも舌にも爽やかな先生お手製のお菓子とお茶をいただく――至福のひとときです。

今日は、仕事の都合で外国へ行かれるかたとの別れの日でした。先生のもとで共に学んだご縁に感謝し、ますますのご活躍をお祈りしています。

image9月までお稽古は暫くお休みですが、夏休みの間に、今日学んだ略点前で、自宅にお友達をお招きして一服差し上げようと思います。
9月に行われます朝茶事、そして、先生、皆様にお会い出来ますことを心待ちにしています。
(宗智)


平成28年7月9日のお稽古

ジメジメ蒸し蒸しと朝から降る初夏の雨の中、今日もお稽古が始まりました。image

本日の御床には、花火に夏の詩が書かれた御軸に桔梗や木槿と色々なお花が涼やかに生けてありました。

皆さんお待ちかねの主菓子は、直前まで冷やしていただいていた抹茶餡の水まんじゅうでした。image見た目もさることながら食べ終わる頃には心も身体も涼しくなり、その後にいただく熱々のお抹茶はとても美味しく感じました。お干菓子は社中の方の広島土産の色とりどりの琥珀糖でこちらも涼やかです。
さらに本日は一時帰国された社中の方がおみえになり、ワイワイと楽しいお稽古でした。
(僚)


9月のお稽古予定

9月のお稽古は

10日(土)

17日(土)

24日(土)

です。


平成28年7月2日のお稽古

梅雨の中休み、朝から強い日差しで、汗を流しながらお稽古へと急ぎます。
image茶室に入ると床の向日葵の黄色が目に飛び込んできました。
軸は(落日照青苔)夕暮れ時の青々とした苔や芝生が輝く情景が目に浮かびます。
image本日の主菓子は毎回食籠の蓋を取るのも楽しみの瞬間です。中には黒糖を練り込んだ葛饅頭が、金粉もかかってます。
imageそしておもむろに菓子を口に運び 『美味でございま~す』と叫びたくなるのをぐっとこらえ、お薄を一服 上品な甘さと重厚な苦味が相まって、心地よく喉へと流れ落ちその時また叫びたくなります。
日本文化最高
お茶最高
先生の主菓子最高…と (時)