平成29年3月11日のお稽古
3月 2017
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為誰開(本日のお軸)
ベランダの鉢植え、公園の花壇、公道の植え込みに、まさしく誰れの為にと問いたくなるように、次々と花が咲きはじめて、少しずつ春が近づいてくるのが感じられます。
今日から本格的にお稽古が始まりました。
ヨモギをふんだんに使ったお団子と 美しい螺鈿の干菓子器に入っている うす紅のふわふわ煎餅やしも柱で、いつものように、おいしくお茶をいただきましたが、
2ヶ月ぶりのお点前の結果は、散々で動きが固く、流れるような美しい所作に辿り着くには、幾重にもお稽古が必要と痛感しました。
お茶の楽しさを知れば相反して苦しい場面も経験しますが
倦まず弛まずの気持ちで、お茶に携わって行けたらと思います。
(時)
Closed先生がお招きを受けられた大切なお茶事に、社中の者もお相伴にあずかりました。
先生(お正客)とご亭主とのお話から、本席の掛物「聴宝㐂仁」をはじめ、お道具一つ
一つへのご亭主の思いが伝わってまいります。「お茶を楽しむ」さらに「その楽しみ
を豊かにし高めていく」ということが、お二人のお話からよく分かるように思えまし
た。
中立後気持ちを新たにしてのぞんだ後座の席は、とりわけ印象深いものでした。薄暗
くなった室内はロウソクのみが灯されていて、その灯りが大きくゆらめく厳かな雰囲
気に、息をのみました。奥深い風情に満ちた心引き締まるひととき、香り豊かに練ら
れたお濃茶を美味しくいただきました。
ご亭主様のお心遣いの数々に感動するばかりでございます。和やかな素敵なお茶事で
した。ありがとうございました。 (宗和)
Filed under: お茶事
Closed且座は、花・炭・香・濃茶・薄茶を主客5人でそれぞれ分担します。5人が精神を集中し、責任を持って役割を果たさなければタイミングが合わず、美しい点前とはなりません。あらためて茶道とは、美しい作法だけでなく、相手を思いやる心で成り立つものなのだと感じました。
茶通箱は二種類の濃茶を同じお客様に差し上げる場合の手前です。私は、茶通箱のお点前を拝見するのは初めてだったので、箱の扱いを目で見て覚えるだけでは、なかなか手がうまく動きませんでした。これから、1つ1つじっくりと身につけていきたいと思います。
お軸は「徳不孤」、お花は老梅・雪柳の新芽・菊・椿・雪柳でした。
最後のお薄では、可愛らしい形をした主菓子の紅梅、お干菓子のしも柱・加賀の茶室・舞鶴を頂きながらお話も弾み、とても充実した研究会となりました。(真)
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新しい年が始まり、先生のご自宅のお稽古場にて初釜が行われました。
いつものお茶室には緋毛氈が敷かれ、お床には『春入千林処々鶯』と書かれたお軸が、花入れには結び柳と新しい年を祝う飾り付けに心が浮き立ちます。
今年の亭主は先生ではなく、いつもお茶事などでも色々教えて頂きお世話になっている大先輩がして下さいました。
緊張感のある濃茶の次に点心が出てくると、いつもそうなのですが先生お手製のおいしいお料理に会話が弾み始めます。
先生自らお酌もして下さり、今年もお稽古を頑張ろうと改めて気持ちが引き締まりました。
最後は、先生が沖縄の塩屋さんで偶然見つけられたというかわいらしいお菓子で薄茶を頂きました。
そして先生が描かれた酉の扇子を頂きました。
始めから終わりまで、先生のお心づくしのもてなしを感じ感動した一日でした。(智)
Closed1月18日、まだ三日前の雪が屋根に残る京都、東向日にある介護施設へ先生と社中三名で初釜のお手伝いに行ってきました。
グループホーム「てらど」では認知症ケアの一環として茶道を取り入れられています。毎月先生が職員の方へ茶道の指導に行かれ、入居者さんへお茶をふるまわれており、今回は私たちもご一緒させていただきました。
初釜はホーム関係者の方々をお招きし、毎年入居者さん職員さん全員が着物を着ておこなわれているそうです。職員の方に付き添われ、車いすや杖をついて順に席につかれた入居者のみなさんに見ていただけるよう立礼でお茶をたて、お菓子とお茶をお出ししました。
写真を載せられないのが残念ですが、嬉しそうにお茶を飲まれる入居者さんの笑顔から、私たちも福をいっぱいいただいて帰りました。ありがとうございました。
(宗里)
Filed under: 今月のお道具
Closed宗泉会 今年のお稽古初めは
今宮戎献茶祭副席のお茶席お運びのお手伝いをさせて頂きました。
お茶席は高麗橋吉兆
お茶席の大きな床の間には恵比須様の掛け物
お菓子は若菜饅頭
水屋では寒い外から来られた方々に蒸したて熱々のお菓子とお茶を呈するために一丸となって取り組みます。
『一期一会』・・・
『おもてなしの心』の大切を再確認しました。
社中の中から3名がお点前を致しました。
福の神に見守られながら日頃のお稽古成果を発揮出来たのではないでしょうか
学ぶ事も多く有意義な1日となりました事を感謝し、今年もお稽古に精進していく事をそれぞれ誓ったのではないかと思います。
(宗由)
Filed under: 表千家