平成28年12月3日のお稽古

img_150612月に入りましたが、例年にない暖かい師走となっております。img_1504
今月は、青漆爪紅糸巻き透かし二重棚でのお稽古です。お茶入れは四滴の茶入れの中の水滴を使いました。お道具が変わると、とても新鮮で勉強になりますが、かえってその扱いのことで頭がいっぱいになり、他の所作を間違えてしまうこともありました。

お軸は「冬嶺秀孤松」お花は菊、黒老梅の照り葉、雪柳

img_1505主菓子は先生お手製の銀杏葛饅頭でした。中の餡は3種類あり、「どれが当たった~?」と皆で盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。(真)


平成28年11月26日のお稽古

吹く風が冷たく感じられるようになり11月最後のお稽古となりました。
お軸は『松声呼清風』と書かれた彩墨画
お花は寒桜・さが菊・椿
お主菓子は紫いも餡が薄ピンクの求肥にくるまれており椿のつぼみのようでした。
お干菓子盆には、京の小道で出会ったような真っ赤な紅葉が盛られてありました。
本日のお稽古では、初心に返り『意識する』という事を学びました。(宗由)


平成28年11月19日のお稽古

落ち葉散りゆく時雨の時節となりました。
今日は、朝からしっかりと雨が降っています。

本日の掛物は、落ち葉の絵に良寛の詩を添えた御軸です。
お花は、薄、辛子、嵯峨菊。雨降りのなか、先生がお庭で苦労して集められた花々です。
静かに降り続く外の雨とも相まって、しっとりとした趣を感じます。

主菓子は、先生お手製の栗きんとん。栗そのものの甘み、旨みを堪能いたしました。干菓子は社中のかたのお土産です。

今日は、先日の全国大会のお話をたくさん聞くことができ、楽しいひとときでした。
(宗智)


平成28年11月9日,10日 表千家同門会愛知犬山大会

前日の雨が嘘のように上がり、すがすがしい秋晴れの朝、一日目がスタートしました。

全国大会はバス単位のグループに分かれ各会場を移動します。家元席 有楽苑「弘庵」(濃茶席)、支部席 名鉄犬山ホテル「シャトー」(薄茶席)、点心席 同ホテル、支部席 ヤマザキマザック「暫遊荘」(薄茶席)、犬山城下町のミニ観光後、名古屋へ戻り、大会式典・夕食会はお家元ご出席のもとウエスティンナゴヤキャッスル「天守の間」でとり行われました。窓の外ライトアップされた名古屋城をバックに1,000名を超えるきもの姿の同門会員が一堂に会した眺めは壮観でした。
二日目は明治村で、支部席 学習院長官舎(薄茶席)、青年部席 聖ヨハネ教会堂(薄茶席)、点心席 明治村ホール、支部長席 西園寺公望別邸「坐漁荘」(濃茶席)と回りました。
全国大会も75回目となり、犬山大会は三度目とのことです。今回1,000名募集のところ、1,600名の申し込みがあったとか。登録有形文化財や重要文化財、一般では入ることができない非公開のお茶席で、お茶をいただく貴重な体験をさせていただきました。立派なお道具を拝見したり、工夫を凝らしたしつらえなどとても勉強になりました。担当された会員の皆様のあたたかいおもてなし、お心遣いに感謝いたします。(宗里)


平成28年11月12日のお稽古

お掛け物は「秋月照湖上」。image

お花は「黄葉した雪柳に、竜胆と利休草」です。image

今日は先生が生けられるのを初めからずっとそばで見せていただくことになって、大変勉強になりました。花や葉の選び方、葉や枝の整理の仕方、それに花入れへの合わせ方など、お手伝いしながら茶花にひとしお親しむことができました。

お菓子は、栗ういろうと犬山豆菓子。image全国大会・愛知犬山大会に参加された先生と社中の方のお土産です。また、記念の品である楓文様の犬山焼茶碗でお薄もよばれ、大満足なお稽古でした。(宗和)


平成28年12月の予定と平成29年1月初釜のお知らせ

12月のお稽古は

3日(土)

10日(土)

17日(土)
※17日は恒例のごまぜんざいの日です。お昼前にご参集ください。ご出席の場合は先生までご連絡ください。

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平成29年1月22日(日)が初釜です。

11時席入となります。


平成28年11月6日の炉開き

11月のお茶事は、「茶人の正月」といわれる炉開きです。

今年は、席入り→初炭→濃茶→懐石→続きお薄という流れで行われました。
先生のご自宅に着くと、まずは待合にて、秋草が美しく描かれた茶碗で白湯を頂きます。その後、皆様で外腰掛へ移り、迎付けからつくばいにて手と口を清め、席入りとなりました。
ふと目線の先には久しぶりに開かれた炉があり、嬉しい気持ちになりました。

皆具は菊模様の黄交路で、とても色鮮やかな美しいものでした。

緊張感のある中で初炭が始まり、濃茶の中立で少しずつ話が弾み、懐石では皆様の知識や色々なお話を伺う事ができ、薄茶では笑い合う楽しい時間を過ごす事ができました。
先生、ご亭主、半東の皆様のお心づくしのおもてなしのお陰で、招かれた皆様とは自然に打ち解ける事ができたように思います。

また、安納芋の蜜芋を使った主菓子、汁椀に入っていた銀杏豆腐、煮物椀の松茸真薯など、いつもながら出るもの全てが美味しい先生のお料理は、どなたも「これが楽しみで」と顔を綻ばせていらっしゃいました。
書き尽くせない程、私にとってたくさんの学びや知識、新たな課題を得た1日となりました。
終わる頃には夕方になっていましたが、あっという間の充実した時間でした。(智)


平成28年10月29日のお稽古

いつも、打ち水の跡を目にしますと、途端にそこで身が引き締まります。しっかりとお稽古をせねばと門を入ることになります。先生が丁寧に打ち水されているその 効力は凄いものだと今日も感じました。

お軸は、秋の彩りを表す彩墨画。紅葉の中に鮮やかな小鳥も描かれています。お花 は先生のお庭の秋の草花たちが生けられ、まさに「彩りの秋」です。

主菓子も、それはそれは綺麗な薄紫色のお餅(御名は藤袴)です。こぼれ梅の香りが微かに広がる奥深いお味は、食感ともども最高です! 先生が色々と工夫されて作っ てくださるお蔭です。

お名残り惜しいですが、風炉でのお茶は今日で終わり。来月からの炉に備えるため、お点前の終わった方から灰作りにも携わりました。炉開きのお茶事が待たれます。 (宗和)


平成28年10月15日の研究会

お軸にある通り見事な秋晴れの今日、研究会では初炭、数茶(七事式)、唐物点、お薄を学びました。
数茶は七事式の中でも最もくつろいだ式作法だそうです。十種香札という札を使い、札元が引いた札に当たった方が薄茶を頂けるというもので、初めての私は覚える事に必死になりつつも札が当たるかどうかをわくわく楽しめました。
6月の研究会でもお稽古をしていた唐物は、先生から皆様に扱いが上手くなっているとお褒めの言葉がありました。
亭主をさせて頂いた私は、手を添える事を忘れたり指が揃っていなかったりと日常の悪い癖が何度も出てしまい、お稽古というのは教室へ来た時だけではなく日常から気を配っておくものなのだと反省致しました。
最後のお薄では、ゆったりとした気分で先生お手製の銀杏が入った主菓子を頂き、今年最後の研究会も充実したものとなりました。(智)


平成28年10月8日のお稽古

10月も2週目となり少しづつ秋も進んで参りました。image
本日のお軸は松尾芭蕉の
「あかあかと日はつれなくとも秋の風」
お花は秋海棠と水引
お主菓子は先生お手製の栗きんとん。栗の甘味が広がり心地よい風味に笑みがこぼれます。

お土産のもみじまんじゅう、お干菓子と盛り沢山に頂きました。
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名残の月に入っており秋を感じてのお稽古日でした。
(宗由)