平成24年3月10日のお稽古
3月 2012

ひな祭り当日のお稽古。先生は私達女の子?のために準備をして下さっていました。幾つになっても嬉しいものです。
床の間には雄雛雌雛のお軸。その横には七段のひな壇飾りが飾られていました(昨年2月19日の写真をご参考に)。桃の花に菜の花・・・幸せ一杯なお床でした。
お菓子は先生お手製の草団子。濃いよもぎのお団子で、中に餡が入っていました。干菓子はひなあられにお雛様の焼印のされた麩焼き煎餅。おもたせの京都の金 谷正廣の真盛豆も加わりました。家に帰って調べてみましたら、とても歴史のあるお菓子だそうです。黒豆と大豆粉を重ねた上に青海苔をまぶしたもので、食した秀吉が絶賛したとか。利休さんもご 存知だったかもしれませんね。
今月のお稽古は置き水差しです。先生お手製の水差しの写真は後日アップします。その水差しを拝見する度にずっと思っていたことなのですが、不思議の国のアリスのティーカップのように話し出しそうなほど不思議な存在感があるのです。カメラのファインダー越しに話しかけながら撮ってみます。どうかお楽しみに!(宗裕)
今朝目覚めると阪神間は雪化粧をしていました。寒い朝でしたすが、皆さん負けずにお稽古にご出席でした。
今月のお稽古は丸卓です。
本日のお菓子は盛りだくさん。北海道と和歌山のお土産が並びました。
北海道からは・・・手前左側が「わかさいも」。ちょっぴりお醤油味のスイートポテトのようなお菓子。お芋の繊維に見立てて昆布が入っているのが面白いと思いました。右角盆手前の白いお豆は「ハッカ樹氷」。奥が「山親爺」。バター卵味の美味しいおせんべいでした(写真からは見えませんが、スキー板を履いた熊が鮭を背負う姿がレリーフになっているそうです。山親爺とは熊のこと?)。
和歌山からは・・・右奥丸盆の梅最中。最中の中の白梅餡がお上品でした。今頃、和歌山県南部の梅林は満開なのでしょうね。
私は2ヶ月ぶりのお稽古でした。今日はお濃茶を二服もいただいて幸せでした。お点前をしている時のぴりっとした緊張感が心地よかったです。(宗裕)
今年は辰年。龍は幸せを運んでくれる架空の生き物。
空の上で大いに働いていただいて、いい年になりますように。
さて、私達のお稽古初めは初釜です。
元旦からずっと冷える日が続いていましたが、当日は穏やかに晴れました。
床の間、お道具、全てが清々しく整えられていました。
茶事はお濃茶→点心→続き薄と進みました。
先生が点てて下さるお濃茶は、年に一度だけ。今年こそは先生のお点前を見逃さない!と思っていたのに、主菓子が黄身餡の薯蕷饅頭が先生のお手製の蒸し器つきの菓子器で登場。ほかほか、ふっくら、たっぷり。金粉まで上に乗っていて、幸福感に浸っていましたら、例年の如くお茶は点てあがっておりました・・・。お菓子の後味が舌に残る中、あつあつのとろりとしたお濃茶を頂く気持ちを一言で表現すれば、「至福」でしょう。
続く点心は、先生の手作りのお節料理が詰め込んでありました。毎年内容がちょこっとずつ変わり、それがなによりの楽しみです。お雑煮は鴨、お野菜、お餅が入ったお清汁仕立てでした。
続き薄の時には恒例のくじ引き。今年はハズレくじがないという大判振る舞い。それぞれの人に合った物が手許に届いたようで、皆さん満足のご様子でした。くじの神様はなんだかよくご存知のようです。
先生お手製の辰年の扇子をいただき、今年もお稽古に励む気持ちを新たにしました。(宗裕)
お軸は「先今年無事目出度千秋楽」。そして主菓子はごまぜんざい。年末のいつもがありました。
いつもの事が何気なくあることに心から感謝したい気持ちです。
来年は明けてすぐの土曜日が初釜。また皆さんと一緒にお祝いできればと思います。
今年も宗泉会を暖かく見守って下さりありがとうございました。
来る年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(宗裕)
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真ん中のピンクのお花は何に見えるでしょうか。椿?違います。ハイビスカスでした。
今日の主菓子は先生が作られた薯蕷饅頭。中は餡ではなくて、大きな大きな渋皮栗。栗がしっとりとしていてお饅頭の皮とベストマッチ。これまで食べたことのない組合せで驚きました。
お干菓子は姫路と沖縄からのお土産。
いよいよ次回はお稽古納めの日。今年もごまぜんざいを先生が作って下さる予定です。(宗裕)
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