平成25年3月16日のお稽古

130316床  今日のお軸は筍の絵が描かれていました。土から頭を出している筍がなんとも力強くて圧倒されました。そして美しい春の光を表現した色合い。澄んだ色を出すには必ず墨を混ぜるのものだそうです。美しい色には墨色が含まれているって・・・不思議ですね。

お花はクリスマスローズ、木瓜、黒ねこ柳でした。

130316主菓子主菓子は先生お手製の薯蕷あんの茶巾。桃のお花ですね。130316干菓子あんを練る作業は骨の折れる作業なのだそうです。感謝しながら頂きました。お干菓子は、先生が成城石井で見つけてこられた野菜チップス。紅芋、にんじん、さやいんげん、ゴーヤ、れんこんと、素材そのものの味がしました。みなさん、ポリポリと美味しそうな音を立てながら召し上がっていました。3月のお稽古は今日でおしまいです。次回は4月6日。もしかしたら桜が咲いているかもしれませんね。(宗裕)


平成25年3月9日のお稽古

 

IMG_0746寒い冬から一転、お稽古日は4月の陽気でした。

今月のお稽古は、糸巻き二重棚爪紅です。写真は総飾りです。130309床

本日のお軸は水に浮かぶ船と漕ぐ人の絵、そして「水温む静かに思うことのあり」と書かれていました。皆さんは何を思われますでしょうか。

二日後の3月11日は東日本大震災から2年130309花になりますね。私は東北のことを思っていました。

お花はユキサクラと木瓜でした。ユキサクラは輪っかになっていて、天使が手を繋いでいるような清らかな印象でした。

お菓子はとらやの季節限定の羊羹「紅梅染」。紅梅と幹が羊羹に表現されていて130309お菓子見事でした。お干菓子は仙台、売茶翁というお店のみちのく煎餅。薄くてパリパリとした触感に上品な甘さが大好評でした。現地でしか買えない貴重なものだそうです。そして北海道、山樹氷のハッカ樹氷、振り出しには京都、大極殿の雛あられでした。(宗裕)


平成25年4月のお稽古の予定

【4月の予定】

6日(土)

20日(土)

27日(土)


平成25年3月2日のお稽古

130302床 そろそろ春の訪れが感じられそうな3月。130302主菓子
今日のお茶室はまさにそれを予感させられるしつらえでした。

お雛様の掛軸とお茶碗、桃の花に雛団子。こ130302干菓子2れら先生お手製のお道具、お菓子からは、春色いっぱいの華やかさと共に、先生の温もりも感じられる、春先取りのお稽古になりました。
今日から新しいお弟子130302.干菓子1jpgさんも加わってパワーアップです!(宗香)

 


平成25年2月16日のお稽古

130216床  本日のお軸は「心あらば たずねてきませ 鶯の 木伝い散らす 梅の花みに 良寛のうた」と書いてありました。お花は侘助。先生宅でようやく開いたそうで、木の奥にある一本を求めて分け入られたそうです。梅と椿。優しい1302道具色合いに心が和みます。今年は毎日きんと冷える日が続いていますが、春はそこまで来ているのですね。

右写真は今月お稽古しています好文棚です。梅型の透かし模様がいいですね。如月の小棚なのですね。菱形の棚に菱形の水差しがぴったり合っていて、見て楽しくお稽古が出来ました。

130216菓子1今日のお菓子は札幌雪祭りへ行かれていた方からのお土産が並びました。主菓子はわかさいも本舗130216菓子2の「おいしいまんじゅう」。驚きますが、このお菓子のご銘なのです。お干菓子は札幌の「きなこの華」。大豆、玄米、かぼちゃやほうれん草がミックスされた体に優しい1品。それから麩焼き煎餅と二人静でした。(宗裕)


平成25年2月9日のお稽古

130209床 お軸は「一期一会」。本日から新しくお稽古に来られる方がいらっしゃいました。

お花は椿と木瓜の枝でした。

130209菓子お菓子は今日も盛りだくさんでした。

先生お手製の主菓子は栗と白雪(伊丹の酒屋さん)のこぼれ梅を一緒にした餡にお餅がくるんであって絶品でした。お口の中で軽く、後味もすっとさわやでした。こぼれ梅とはみりん粕です。今では殆ど作られていない珍しいもので、古典落語にも出てくる歴史のあるお菓子だそうです。

干菓子は黒いひょうたん型のお盆は先生のカナダお土産のヌガー五色豆、、麩焼き煎餅でした。赤い四角お盆はおもたせの両口屋是清の和三盆二人静と佐賀の一口もなかでした。(宗裕)


平成25年2月2日のお稽古

130202床平常のお稽古がスタートしました。

今月のお稽古は好文棚です。

お軸は扇面に「侘数奇常住茶之湯肝要」。茶の心を寝ても覚めて四六時中忘れてはいけないという意味です。心を新たにお稽古に励みましょう、という先生からのメッセージですね。お花は椿と蝋梅と柳の枝でした。

130202お菓子お菓子は写真のとおり盛りだくさんでした。左点前が先生お手製のお饅頭。梅の花をかたどってありました。右上が奈良のぶと饅頭。「ぶと」とは遣唐使が奈良へ伝えたお菓子だそうです。お味はあんドーナツみたいです。奈良からお稽古に来られている方からのおもたせでした。干菓子は豆政の五色豆、先生のカナダのお土産のワインゼリー、淡雪でした。(宗裕)

 


平成25年3月のお稽古の予定

【3月のお稽古の予定】

2日(土)

9日(土)

16日(土)


平成25年1月20日 初釜

 

IMG_0709寒さが少し緩んだ快晴の日曜日、初釜を迎えました。

年に一度先生が亭主になられて、もてなしていただける楽しみの日です。

今年の初釜は、先生がカナダから帰国されてまもなくでしたので、お土産話を伺いながら、和やかに進んでいきました。

床の間のお軸は「梅花和雪庭」。お花は椿と結び柳。扇子は先生がお家元の初釜で引き当てられた縁起物です。香合は琵琶をかたどったもの。琵琶は芸事の神さまである弁天さんが持っていま。ヘビは神様の使いとして、弁天さんと一緒に祀られていることが多いことから、琵琶は巳年を表わすものなのだそうです。IMG_0652

まず最初にお濃茶をいただきました。主菓子は餡の中に大徳寺納豆が散りばめられた薯蕷饅頭でした。先生お手製の蒸し器でほかほかに蒸して出されました。その後にいただくお濃茶はまったりと美味でした。

次に点心をいただきました。先生お手製のお節料理です。毎年少しづつ内容が変わるのが楽しみですし、とても勉強になります。私は先生のお節から毎年1品づつくらいマネをして作ってみています。

最後に薄茶をいただき、お楽しみのくじ引きへと移りました。先生直筆の干支のお扇子をいただきお開きとなりました。今年もお扇子と一緒にお稽古に励みましょう。とてもとても善い一日でした。(宗裕)


平成25年2月 お稽古の予定(注意 変更あり)

【平成25年2月の予定】

2日(土)

9日(土)

23日(土)中止となりました。

代わりに16日(土)がお稽古日となります。