平成27年11月の予定
9月 2015

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去る8月8日に、先生と会の皆様8名で京都へ茶杓を作りに行って参りました。殆どの方が初体験で、やる気十分で臨まれていました。
今回の茶杓作りは体験でしたので、すでに在る程度形が出来ている竹を削り始めました。慣れない小刀で側面、裏面と削り、櫂先の形を決めて、やすりで形を整えていきました。約2時間で皆様それぞれ満足がいくものが仕上がったご様子でした。
「これまで茶杓って何気なく見てたかも」「これからは茶杓を見る目が変わりそう」という声が聞かれ、研究会は成功だったようです。
研究会のあとは近くの豆腐店でランチをした後に、先生がいつもお抹茶を使われている柳桜園茶舗へ参りました。抹茶アイスを店内でいただきました。「お口直しに」と美味しい冷茶を振る舞って頂き、ほっと一息。これからは「お詰めは?」と聞かれた時にお店がイメージできそうです。
さらに烏丸通へ足を伸ばして、お香の「松栄堂」と茶華道会館へ。お茶にまつわる様々に出会えた一日でした。
9月までしばらくお稽古はお休みです。
今年の夏は殊の外暑さが厳しそうです。末筆ながらご自愛をお祈り申し上げます。(宗裕)
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清々しく清められた露地を通り、薄暗い茶室はまさに涼を感じる別世界。
お床には尋牛斎宗匠の朝露の書に松孤軒の朝顔の絵の御軸、彩りの貝殼が、、夏らしい美しさの中に、追憶の文字が思い浮かびました。
懐石は、季節の鱧しんじょうの御煮物椀など、夏を乗り切れるようにと労わるお心遣いが伝わってくる品ばかり、一口一口味わいながら美味しくいただきました。
主菓子、御名は『水中花』、氷に鮮やかな桃色が美しく、葛と餡が冷んやりと美味しさが広がります。 中立ちして、席を後にします。
日も高くなり、待合でいよいよ御濃茶席を待ちわびます。鳴り物で、より明るい爽やかになった席につきます。素敵な竹の花入れにピンクの木槿としまあしが色鮮やかに野の風情を漂わせています。 蝉時雨が聞こえてくる中、波の絵が臨場感あふれるお道具で、丁寧に練られた、ぐっと香り高いお濃茶をいただき、続き薄へ。 御干菓子盆には、まるで池に魚が泳ぐお庭の様に盛り付けが感じられるという感嘆のお声が。
お料理も含めお菓子も涼やかな中に手作りのあたたかさが感じられました。 煌びやかな平茶碗に豊かな味わいのお薄をたっぷりいただきました。この前日当日は特に猛暑日で、その中どれほどご準備が大変だったことか、、亭主への最後のご挨拶では思わず感極り、、しっとり涼やかな時間は、感動の内にお開きとなりました。
その役になり初めて気付き、実感する事があり、貴重な学びとなりました。心から感謝の気持ちでいっぱいのお稽古でした。
次回は8月8日京都へ茶杓作りを楽しんで参ります。(宗芳)
阪神間も梅雨明けし夏本番です。そして今日は夏休み前の最後の週稽古の日でした。
床の間には朝顔の彩墨画のお軸と利休の言葉「侘数奇常住茶之湯肝要」の扇子がありました。夏休みの間もお茶の心を忘れずに、とのメッセージが 聞こえてまいりました。
主菓子はミント味のみぞれかんでした。よく冷えたお菓子は何よりのごちそうでした。お干菓子はピーナッツ煎餅と金魚、花火、豚の蚊取り線香などの夏の風物を象った和三盆でした。
8月2日の朝茶を控えて、東、半東の役になられている方達は準備に集中されていました。夏の朝、しっとりとした時間が過ごせることを心待ちにしております。
同じ週の8月8日は会の皆さんと京都へ茶杓を作りに行く予定で、こちらも楽しみです。(宗裕)
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梅雨の晴れ間のお稽古日、駅から先生のお宅でまでは、日陰を探しながらの道のりでした。汗を拭きながらお茶室に入るとほっと一息つけます。
床の間には苔のある庭の景色のお軸がかかってました。お花は木槿、四時草、矢筈葦でした。
主菓子は麩まんじゅうでした。先生は麩の生地が固くて練るのに苦労されたそうです。お陰様でよもぎの香る栄養一杯のお饅頭を頂戴できました。お干菓子は色とりどりのゼリーと麩の焼き「且座」でした。なんとこの麩の焼き、石庭を表しているそうで、石に見立てられたクルミとほんのりお味噌味がアクセントになっていました。
今日は8月2日に予定されています、朝茶の亭主役と半東役が決まりました。併せて8月に京都で行われる予定の、茶杓作りの研究会の打ち合わせを皆様と行いました。良い夏になりそうで楽しみです。(宗裕)
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7月最初のお稽古は梅雨真っ只中というお天気模様でしたが、 お茶室に入ると爽やかな気持になります。
床には、赤いアザミの花たちと紋白蝶に白い夏菊のお軸が掛けられ、 百人一首のかるたを載せた飾り扇が置かれています。
主菓子は先生お手製の錦玉羹、小さく賽の目に切った色とりどりの羊羹が閉じ込められていて食籠の蓋を開けると名残の紫陽花が並んでいるようでした。お干菓子は氷菓と麩焼き煎餅、沖縄の真塗りの干菓子盆に涼しげに盛られています。今日のお稽古は丸卓のお点前(中次を使って)でした。
何より肝心のお茶を美味しく点てられるように、もっと心を砕き努力しなければならないと深く深く思いました。(わ)
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今回の研究会では、風炉の炭点前、組合点、長緒、台天目を学びました。
お軸は「花月 花は主方 月は客方」。花月は、七代如心斎が定められた七事式のひとつです。
主菓子は、先生お手製の水無月。お干菓子は、末富の麩煎餅と新宿高野の果実ゼリーでした。 先生お手製の水無月は、抹茶のみどりが美しく、1枚ずつ柄の違う麩煎餅に色とりどりのゼリーと、目でも楽しませて頂きながら、とても美味しく頂きました。
点前、客作法、所作等細かくご指導頂いて、内容のとても濃いお稽古で、今回の研究会も大変勉強になりました。(と)
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